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By J.K - 2007/01/07 01:27

タレント志望だった同被告はアイドルのそっくりさんを自称して「くまぇり」と名乗り、自分の写真を放火現場の写真とともにブログで公開していた。

 ブログのネタにするため、罪もない人を巻き添えにすることも厭わなかった「放火魔」の自殺未遂とのこと。

 犯罪者を擁護するわけではないけれど、自殺したくなる気持ちはわからなくもない。ブログというネット環境に親しんでいる人間ならば、しかも多くの閲覧者を抱えていた人間なら尚のこと、彼ら閲覧者にそっぽ(あるいは牙)を向かれたときの恐ろしさ、孤独さは誰よりもよく知っているだろうから。単に(他の受刑者と同じように)人生を悲観しただけかもしれないし、あるいは他の思惑があったのかもしれないけれど、そういったネット環境に深く身をおいた人間特有の「症状」の表れなんじゃないかと、思ってしまう。どこへ行こうと、未来永劫消えることのない「インターネット」と同じように、付きまとい続けるんじゃないかという恐怖(紙面やマスコミの情報だけなら、そのうち世間にも忘れられるという考えを持ちやすいけれど、自分が発信してきた情報は人の記憶からなかなか離れないんじゃないかという考えに至りやすい、と思う)。

 誰しもが不特定大多数に情報を発信できるということは、彼女のように犯罪を犯してしまうような人間でなくとも、同じような恐怖感や孤独感に苛まれる可能性があるかもしれないし、実際そういう環境さえなければすることもなかっただろう辛い思いをする人は多いと思う。

 そういう意味で、犯罪行為はそれとして罰せられるべきだけれども、彼女には同情の余地が残されていてもいいんじゃないかと思う。

 一度に数百人もの人間におだてられ、はやし立てられた時、冷静にその事実を処理できる人はそう多くない。彼女が放火魔となり自殺未遂をしたという事実が、世間で騒がれているほど、異常で特殊でありえないことかどうか。他の誰にも通常決して起こり得ないことなのかどうか。今後益々、彼女と同じ立場に「立てる」人が増えていくだろう中で、もっと慎重に考えていかなきゃいけないんじゃないかと思う。

Quot : http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20070106012.html?C=S

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