ところが、安倍首相は昨年の総裁選で「公の概念が大切」と大学入学の条件にボランティア体験を義務付ける考えを示し、著書「美しい国へ」で「最初は強制でも、若者に機会を与えることに意味がある」と主張。
これをきっかけに社会奉仕活動の導入論が再浮上し、再生会議でも「奉仕の義務化が必要」(池田守男座長代理)などの意見が出て、報告に明記する方向となった。
確かに「機会を与える」という意味では「奉仕の義務化」は必要といえるかもしれないが、そもそも義務化された奉仕は「奉仕」と言えるんだろうか(※エキサイト辞書「国家・社会・目上の者などに利害を考えずにつくすこと」)。大学入学という「利益」のための活動に、純粋なボランティアとしての価値があるだろうか。それに、見た目だけの「奉仕」は義務化によって完成させられるかもしれないが、それよりも重要な「なぜ(何のために)奉仕をするのか」という基本的な考え方が、果たして義務化によって育てられるのかどうかということのほうがずっと大切だ(「入学の為」の奉仕活動であると捉えられるようなことがあってはならない)。
ただし、具体的に何をするのかは「高校や地域の清掃、校内のトイレ掃除」といった程度の議論しかされていない。既に東京都は07年からの必修化を決めている。
具体的に何をするかということよりもまず、どうやって「その奉仕の必要性(重要性)」を理解させるのかをもっと深く議論してもらいたい。
奉仕活動で人に「ありがとう」と言われることによって、その大切さやすばらしさを知る・・・ということは起こるかもしれないけれど、大学入学という「エサ」を目の前に吊るすやり方にどうも納得がいかない。それは単に、「自分の利益になることしかしない」という今の若者にありがちな(と思われている)考え方を、体よく利用しているだけだ。
Quot : http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070115-00000003-mai-soci
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スペース
利益になる事だけやれば良い。
「自分にも、他人にも」利益になる事であるのなら、やればいいかもしれませんね。ただ、その考え方がときに、相手に不利益を与える(嫌な気にさせる)ことがあります。そのときにもし、それが自分の不利益であると感じ取れるのなら、
「利益になる事だけやれば良い。」
という考え方は、それはそれでいいのではないかと思います(相手の不利益は、自分の不利益なのでやらない、という行動になるため)。


