中学生向けに出されたのは、ばらばらになっている4コマまんがの絵の並び順を自分で決めて内容に合ったあらすじを書かせる問題や、地図をもとに電話での道案内の言葉を考えさせる問題など。小学生向けでは、公園のボール遊び禁止に対して賛成か反対かを聞いた上で、その理由を記入させる問題や、ブーメランの作り方の写真に合った説明文を選ぶ問題などが出題された。
大学生が分数の計算ができないことを肯定するつもりは無いけれど、たとえそういうことに優れていなくても、こういった「実生活に即した思考能力」が備わってさえいれば十分なんじゃないかと思う。少なくともひたすら教わった通りに暗記して、自分で深く考えることなく問題を解いていくだけの教育よりはよっぽど「明るい」。
それが勉強だと言われればそれまでだけど、今までの日本の教育はあまりに機械的作業的過ぎた。効率だけがものをいい、その知識をどう活かすかよりもまず、目先の「試験(入試)」のために頑張ろうとし、また親や教師もそうさせる。まるで、攻略本を片手にプレイするロールプレイングゲーム。未知のもの、理解できないものに、純粋に取り掛かろうというスタンスがない、またそれを育てようとしない。
世界的に見て日本の教育レベルが落ちているというけれど、何も焦る必要はないはずだ。いや、他に焦るべき劣等点があるはずだ。100点を取る子どもを増やすのが先か、お年寄りに席を譲れる子どもを増やすの先か。
分数はできるけど、公園でのボール遊び禁止の是非がなぜ問題になるかが分からない。そんな大学生ばかり増えてしまうのは耐えられない。
Quot : http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070116-00000515-yom-soci
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スペース
ばらばらになっている4コマまんがの絵の並び順を自分で決めて内容に合ったあらすじを書かせる問題
は、正答が一つだけと教えるのならば疑問を感じる。
引用の設問は全て
自分で深く考えることなく問題を解いていくだけの教育?
から脱却できてはいない。
こういった設問で高得点を取るのはパターン化された人間だ。
教師の教育も追いついてないのだから『こういうときはこう答えろ』といくつもパターンを教えるだけ。
お年寄りが居たら何も考えず席を譲る子を作ってもしょうがない。
確かにそうですね。正しい答えが一つしかないと教えることも、問題と答えの関係を今までの「お受験勉強」と同じようにパターン化してしまっては、せっかくの試みも台無しですね。高得点を取ることが大事だと思わせる、また世間がそういう流れになってしまうことも然り。
ただ、何もされないよりはマシだと考えています。こういう問題をパターン化させたり、塾や予備校がそのための「攻略」を考えるのは、従来の問題ほどには簡単にはいかないでしょうから。
そしてこの取り組みをもっと有効活用するなら、紙に書かせたりするのではなく、一人ひとり面接して答えさせるようにした方がいいですね(面接専門のプロが・・・というかせめて「一般社会人レベル」の人間が)。大学生ですら就職活動・・・面接に四苦八苦するぐらいですから、いくらマニュアル化したところで、小中学生に「答えのパターン」を徹底させることなんて不可能ですもの。一貫した自分の考え方をしっかりもっていない人間は、簡単にボロを出しますよね。
ところで、今の小学生には「頭のいい子」が結構多いですよね。彼らは道徳や責任、モラルなどの受験に出ない問題に時間を割くことに、きっと抵抗を感じることでしょう(子がそうでなくとも、おそらく親の大部分はそう捉えるでしょうね)。が、もしそういうものが、例えば中学受験を乗り越えるために必要になったとしたら、それを大義名分として堂々とそういう授業を行えるようになるかもしれません(「意味もなく」そういう授業を行ったら、きっと狂ったように「ウチの子はお受験が…!」なんてわめき散らす親が出てくるでしょう…)。そういう意味で、こういった取り組みに(そしてその今後の展開に)期待しています。


