内閣府が9日発表した「若い世代における『恋人からの暴力』に関する調査」によると、男女ともに約半数に精神的暴力を含む被害経験があることがわかった。とくに携帯に関する被害もあり、主なコミュニケーション手段として携帯を利用している若い世代ならではの特徴を表している。
恋人から暴力の被害を受けた経験について「ない」(男女ともに各50%)と回答した以外は、「恋人が急に機嫌が悪くなったり、いつも気をつかわされる」(男性42・4%、女性25・4%)▽「行動を制限される」(男性18・8%、女性24・6%)▽「『ばか』などの言葉で嫌な思いをさせられる」(男性10・8%、女性15・4%)といった被害を受けていた。
とくに携帯電話による被害経験の問いには、「電話に出なかったり、メールにすぐ返信を出さないと怒られた」(男性45・3%、女性32・3%)▽「メールや着信・発信履歴を勝手に見られた」(男性17・2%、女性16・2%)などの順で回答が多かった。
ケータイはいつでもどこでも使えて便利ですが、それはつまりこういうことが起こるのも必然ということなのでしょうね。距離や時間を問わないその利便性は、相手を束縛するタイプの人にとってはもはやなくてはならないものなのでしょう。
ですが、束縛・監視のためのツールとして使っているというよりは、こういうケースの話を実際聞いてみると(主に女性からの話ですが)、むしろそのように使わされている、という印象がありますね。会ったり手紙を交わしたりという手段しかなければ、「恋心」の一種として不安を前向きに捉えることが出来ても、常に束縛できてしまう環境が作られた途端、逆にそれを常に利用してなければ不安さえ感じてしまうのでしょう。
メールやどこでも通話だけでなく、最近ではGPS機能も当たり前になりつつありますが、それを「して当たり前、してもいいはず、してあげたい」と思う人の「思いやり」と、「そこまでしてはいけない、そこまではされたくない」と感じ取る人との間の溝は益々大きくなるでしょう。
いつも当たり前のように使っている便利な道具を、たまには使うのをやめ、昔の人はなぜ「不便」な手紙だけで思いを伝え合えたんだろうか、などとゆっくり考えてみて欲しいですね。仕事だけでなく恋人同士でさえ時間に追われるなんて、きっと辛いでしょうから。
Quot : http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071109-00000957-san-soci
Tb : http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/99474/
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