堺市北区の新金岡豊川総合病院(豊川元邦院長)の職員4人が9月、糖尿病で入院していた全盲の男性患者(63)を連れ出し、大阪市西成区の公園に放置していたことが分かった。職員らは放置直後に匿名で119番通報し、男性は救急隊に保護された。
患者は治療費を滞納していたほか、トラブルも多かったといい、職員らは「退院可能なため知人に引き取らせようとしたが、断られたので放置した」と説明。病院側も事実を認めている。
どんな理由があってもやってはいけないことを、一番やってはいけないところがやってしまったようですね。どんなに実力や実績があっても、こんなことをされた(全盲の)患者がどんな恐ろしい体験をすることになるのかを創造できないような人が、1病院に4人も居たというのは信じられないですね。患者が医者に気を使わなければ("包み"を渡さなければ)良い手術を受けられない、という悪しき習慣があるというのは聞いたことがありますが、その典型例がこの病院では当たり前のように行われているのではないかと危惧します。
病院の職員も人ですから、「この患者さえ居なくなってくれれば…」と思うところは、この病院に限らず、やはりあるでしょう。しかしそこで強く思いとどまれることが、医療に携わる覚悟を決めた人たちが持つべき資質なのではないかと思います。
この件に関し院長は、指示はしていないと主張して入るようですが、
「連れて帰ってくるなとは言ってないが、そういうプレッシャーを本人(職員)が感じたのかもしれない。ただ自宅前に置いて帰ってくればよかった。それなら遺棄にならなかった」
この文面が院長の本音だとすると、もはや指示云々以前の問題でしょう。患者の自宅が受け取りを拒否しても、ただその玄関に置いてこれば病院としての職務は全うできると考えていたとしか受け取れない発言です。
もし、4人の職員が公園には置き去りにせず、院長の指示を仰ぎ、「自宅前に置いて帰って」きていたら、この件は公にならず、誰も何の反省もなく、明日から気分よく仕事ができたのに、ということでしょうか。
Quot : http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071113-00000145-mai-soci
Quot2 : http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/101012/
Tb : http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/101014/
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スペース
毎日新聞社の、医療にかける熱い思いに、いつも心を打たれる思いです。ぜひ、この患者さんを引き取って、最後まで面倒みてあげてください。
記事の上っ面だけを読んで、他人を非難するのは簡単。
では、自分がこの院長先生の立場に立ったとき、或いはこの横暴患者から迷惑をこうむっているほかの患者さんや看護師さん・スタッフの立場に立ったとき、あなたは我慢できますか?
この病院は、医療費不払いの患者を2年間も治療し続けたのですよ。
最後は放り出したにしても、十分賞賛に値する病院だと思いますが。
確かにそうですね。記事の上っ面だけを読んでも、この病院の職員や院長が並々ならぬ苦労をなされていただろうことは想像できます。
ですが、この患者さんも、職員をわざと困らせてやろうと悪意をもって、横暴な行動にでていたわけではないと思うのです。私は糖尿病でも全盲でもありませんが、もし自分がこの患者さんのような病におかされ、さらに身内に引取りを拒否されるような立場に立たされたら…今までと同じように、健常な人と同じように精神的な安定を保っていられる自信が、正直言ってありません。不安に押しつぶされそうになり、反抗期の子どもの頃のように周りの人に当り散らしてしまうかもしれません。最悪、自殺をも考えるかもしれません。
そうなってしまったときに、最後に頼れるのは(本当なら身内なのでしょうが、この場合拒否されてしまっていますので)、やはり病院だと思うのです(あるいは福祉施設でしょうか)。だからこそ、その最後の砦には、何があっても患者を放り出すようなことはして欲しくないのです。患者さんがどれだけ不安定な気持ちになることがあるのかを一番良く知っているはずの病院職員の方たちに、見捨てて欲しくないのです。現実を知らない理想主義者だと、非難されるかもしれませんが…。
例えどんな理由や経過があったとしても、「全盲の患者が病院から捨てられた」という事実は、決して賞賛には値しないと思います。
この患者は病院に185万円の未支払いの治療費があるそうですね。
そしてこの病院は私立。いったいこの185万円は誰が払うのですか?
この病院の入院患者の中には、合計300万円の未払い治療費の患者が数人いるそうです。ブログ主さんのお言葉だと、この人たちも見捨ててはいけないと……
とすると、この病院は未収入金がもっと増えますね。そのうち病院が潰れてしまいますね。
そうなるとこの病院の周囲に住む地域住民と行政が困ることになるのですが、それは放置してよいと思われるのですか?
ブログ主さんはもう少し広い視野で物事を考えていただきたいですねぇ。
コメントありがとうございます。
始めに…私もまだまだ未熟、限られた文章力で自分の考えを全て正しく伝えることは出来ず、もしなんらかの誤解をされていらっしゃるといけませんので書かせていただくと、病院や職員をただ無意味に叩くつもりは一切ありません(最初のマスコミ報道はそっち寄りだったような印象があります)。また逆に、置き去りにされた患者を無制限に擁護するつもりもありません(私の記事はそう取られているのでしょうか)。
…さて。他の未払いの患者をも見捨ててはいけない。その通りです、私はそう思っています。ですが、それがすなわち最善であるとも思っていません。もちろん、病院が潰れてしまえばいいとも思っていません。
この病院に限らず多くの病院で金銭的な負の事情があるでしょう。救急車をタクシー代わりにする非道徳な人が増えているという現実や、そもそも患者自体が増えているという状況(高齢化社会)も、多くの病院やその職員を苦しめているでしょう。
そのような社会の事情をベースに、未払いや地域、行政などにも目を配った「広い視野」でこの件を見れば、また社会全体のためを思えば致し方ないと思われる方が多くいらっしゃるでしょうし、激しく憤慨され、このような患者は追い出されて当然だと思われる方も(他ブログなどで)いらっしゃいました。
ですが、それでもなお、たった一人の「患者」を、決して正しいとは言えない方法で、正しいとは言えないとわかっていながら、何人もの職員が断行してしまったという事実は受け入れることが出来ないのです。例えそうすることが「良い社会(良い病院、良い環境、良い地域、、、)」につながることだとしても、今回のような「方法」を取ることだけは避けて欲しかった、というのが正直な気持ちです。「寝覚めが悪い」という感覚に似ています。
もし未払いの患者がいて病院が困窮しているのなら、患者を捨てるのではなく、国や地域などに支援を要請するというのが最善だと思うのです。それが出来ないから捨てたんだろう、というのは「言い訳」ではあれ、合理的根拠ではないと思うのです。理想的ではないと思うのです。
まだまだ視野が狭いと思われるかもしれませんが、これが私のこの件に関する所見です。叱咤激励、ありがとうございます。
仰るとおりだと思います。全盲患者の心に寄り添って接するのが基本姿勢だと思います。目の見えない患者は、物や人に、間違ってぶつかったり、
ひっくり返したりします。ブザーを押して看護師を呼んでも、なかなか来てくれなければ、大声で叫ぶように呼ぶのも普通です。患者自ら起こしたくて起こしたトラブルとは考え難いです。6人部屋を独占したと言うけど、療養病床を減らしている現在、たまたま空いてるこの部屋に入れたのかも知れません。全盲のこの患者が怖くて辞めた職員もいたと報道されて
いますが、怖いわけありません。185万円の滞納金があったとされていますが、こんな大金を病院が2年間で請求していたのも不思議です。全盲は、1級身障者に該当し、健康保険の自己負担は1割です。そして、障害年金は非課税所得になりますので、食費については、一日500円です(長期入院に該当の低所得者全員が対象)。どうみても請求金額が、合わないです。
コメントありがとうございます。
不正な請求であるとは考えられませんが…1割請求で185万円というのは確かに高いですね。通常考えられる範囲外に、他に何か請求する根拠があったのでしょうか。
この患者の詳細についてはわかりませんが(知る必要もないような気がしますが)、この額の滞納や態度を根拠に「捨てていい」と判断する人が多いのは悲しいですよね。しかも病院内にもいたというのはもっと悲しいです。





