携帯電話の使い込みを巡り、埼玉県深谷市で母親(36)が中学3年生の長女(15)を殴って逮捕される事件があった。長女が使い込んだ携帯の使用料は、なんと月額12万円。平均的な家計なら、1か月の生活費の大半が吹っ飛ぶような高額の請求だ。子どもがそんなに携帯を使い込むことができるのか。
仕事以外にケータイを殆ど使うことのない、また高校に入ってからもケータイなど持っていなかった私からすれば、月額1万円でも大目だと感じるほどなのに、12万円というのは驚きを通り越して呆れてしまうというのが正直なところです。一体何に使ったのかは結局はっきりはわからないようですが、「子どもなのに12万円も」というよりは、むしろ「子どもだから」こうなってしまったのではないかと思います。
12万円といえば、月並みな言い方ですが、(健全に稼いでいれば)それだけを稼ぐのにどれだけ苦労しなければならないか、というのは「大人」なら誰でも知っています。しかしそれを中学生の子どもが、しかも現金ではなくおそらくは引き落としなど(完全な親任せ)で済ませてしまっていたら、その額の大きさを正しく把握することは難しいのではないでしょうか。まるでゲームの中の通貨を使うかのような感覚で(有限ではないし、もったいないとは思わない、という感覚とはまた違う)、また簡単にリセットがきくだろうという軽い気持ちでいるのかもしれません。大人ですら陥ることのある、クレジットを使った翌月の引き落としを見て血の気が引く、という失敗と似ているのかもしれません。
ほんの少し前まで存在しなかったモノに数万円も掛けられるほど、その他の物価が安くなったわけでも個人収入の水準が飛躍的に上がったわけでもない、というのが今の若い子を持つ親世代が共通して持つ感覚だとしたら(私はそうです…身分は親ではないですが)、それをいかに上手く子どもに伝えるかが大切だと思います。
また別の面から見れば、子どもが自己判断で「購入」できてしまうものを、無責任にも子どもの目の前に吊るしまくるビジネススタイルにも、一定の制限を課したり、あるいはそれを親が監視しやすいような仕組みを作っていくべきだと思います。と同時に、それらに振り回されないように上手く利用する方法を学ばせる取り組みも必要でしょう。所謂「初めてのおつかい」をネット社会で経験させるというのも必要かもしれませんね。
どうすべきか、どうあるべきかは簡単には結論が出ませんが、少なくとも怒りに任せて使用を制限したり取り上げたりすることだけは避けたいですね。子どものケータイに対する執着心がある一定以上なら、使用料以上に取り返しのつかない結果(援助交際や風俗店アルバイトなど)になることもあるでしょうから。
Quot : http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071115-00000003-jct-sci
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