ペットを巡る医療過誤訴訟が、ここ数年、増加傾向にある。さらに、訴訟関係者によると、愛するペットを失ったことへの慰謝料も高額化しているというのだ。「番犬」などと呼ばれたのは、今は昔。ペットも人間並みに扱われるようになった。
一般的にペットは物であって器物損害扱いになる(愛着の程度はそこまで問題でない)、としか言われていなかった頃からすれば随分と変わりましたね。それだけ日本も平和になった(他の生物に愛情を注げるのは人間がヒマだから:某マンガより)、あるいは殺伐としてきたということでしょうか(他の生物にすら愛情を注がなければいけなくなった、人間だけで補完し得なくなった、人間同士の愛が希薄になった)。
それはともかく、このような訴訟が今後増えてくるとしたら、中にはペットをまるで「投資」の対象として利用する飼い主が出てくるのではないかと心配になります。例えば、適当に愛情を演出しながら育てておいて、感情を剥き出しにしながら病院に難癖をつけて慰謝料を請求する人のような(モンスターブリーダーとでも名づけられそうです)。訴訟費用に対する慰謝料の額が一線を超えなければいけませんが。またペット過保護の流れに便乗するように、ペットの怪我のために救急車を呼びつける飼い主なども出てきそうですね(私が知らないだけで既に存在していそうですが)。
逆に、この状況を背景に、主にペット訴訟を扱う弁護士(自宅弁護士であれば採算もとれるでしょうか)が一定の需要を帯びてきたり、ペットによる精神的安定効果に関する研究や世間の理解がより進んだりと、いい面もあるかもしれないな、とも思います。
この問題はまだ先が定まりきっていない転換期のようにみえますので、将来起こりうるいい面と悪い面の両面をきちんと整理しながら、関連する各機関・企業にはよりよい方針を立てていただきたいですね。
…それよりもまず、ペット所有免許制度のようなものを創り、飼い主の技術面や倫理面などの一律化を図っていただきたいですが(マナーの悪い飼い主が多すぎるような気がします)。
Quot : http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071124-00000000-jct-soci
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