「エスカレーターでは歩かないでください」。横浜市営地下鉄は今秋から、全32駅構内に設置されたエスカレーターの乗り口にこんなポスターを掲示した。昇降客のために関東は右空け、関西は左空けがルールと思い込んでいる人も多いが、国土交通省によると、エスカレーターの構造はもともと、利用者が歩くことを想定していないという。
言われてみれば、「お子様をお連れの方は手を繋いで」とアナウンスしているということは、片側歩行・片側停止というのは本来想定外だというのは納得できますね。エスカレーターが初めて登場した頃の利用状況はどうだったのでしょう。最初から想定外の使われ方をしていたんでしょうか。
だとしたら今更…という感じはしますが、事故が増えている以上仕方ないのでしょうね。また、今まで当たり前のように使ってきた便利なものが、使い方を誤る人が増えてくるにつれて「不便」になっていく、といういい例かもしれませんね。
きっかけは横浜市交通局に寄せられた苦情だった。「エスカレーターに孫と手をつないで並んで立っていたら、後ろから来た男性に『どけ、どけ』と言われ、孫が押された」「右側に乗ってしまった高齢者が左によけることもできず、後ろから来た人にせかされ、歩かされていた」
独りよがりで周りをよく見ず、冷静な判断の出来ない人が増えてきているということなのでしょう。スピード違反の言い訳と同じで、急いでいるから、というのは理由にはなりません。急いでいるのなら階段を使うべきですね(上記のようなケースを避けるために)。
片側歩行の慣例があるのは確かですが、それは、他の利用者の迷惑になるようなこと(当然、危険な行為も含む)をしないという、利用者同士の暗黙のルールが守られているからこそ成り立ちます。それを守れない人が増えてきたから、明示のルールを作らざるを得なくなったのでしょう。
ただ、この明示のルールもあまり効果的ではないのではないかな、と思います。確かに全面禁止ということにすれば、それを全員が守ってくれれば問題は解決するでしょう。しかしそれはおそらく難しいでしょうし、まして強制など不可能でしょう。
それよりも、問題はきっかけとなった苦情のようなことが起こらないように、注意喚起することの方が効果的ではないか、と思います。そしてアナウンスだけではなく、例えば車内で携帯電話を利用させないためのポスターのように、エスカレーターで起こ"される"事故や苦情のような件も、イラストなどにしてポスターとして掲示していけばいいのではないでしょうか。
また子どもがエスカレーターでの事故を起こしてしまうことも増えているようですが、子どもや子ども連れの方が多く利用する場所でも、子どもが見て「痛い・危ない」を連想できるイラストなどがあれば、親だけでなく周りの大人も注意しやすいでしょう。
余談ですが、こういった、利用者や一般市民に対する諸所の警告に関して、日本はまだまだ遅れているのかな、と常々思います。今日の「世界まる見え!テレビ特捜部」で見た方がいらっしゃるかもしれませんが、人の印象に強く残る、かつ目新しく目立つCMがいくつか紹介されていました。その中に、「タバコの吸いすぎに気をつけましょう」、というメッセージを、子どもがタバコの箱とクレヨンの箱を入れ替えて示す、という(ドラマ風の)ものがありました。タバコを吸う人の病例やデータをただ示すよりよっぽど効果的なように思えましたが、どう思われましたか?
テレビ番組では紹介されていませんでしたが、他にも、男性器を銃や毒蜘蛛に見立て、コンドームを使わないことの危険性を訴えるCMや(性行為の後に相手を射殺する場面があります)、交通事故の起こる様を本物さながらに表現したCMなど(フィクションとわかっていても泣き叫ぶ場面は本当に心が痛みます)、過激ではありますが効果的で意味深いものが国外にはいくつかあるようです。
それらを見ていると、日本でも、そのようなタイプのCMや広告などが、より広いジャンルで増えていけばいいのにな、と思います。(注意喚起やCMにおいても)謙虚さは日本人らしさ、なのかもしれませんが、そういってばかりもいられない状況にあるような気がします。
Quot : http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071126-00000023-mai-soci
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スペース
このエスカレーター問題は東京駅の長い動く歩道に「急ぐ人の為に右側をあけて下さい」と明記 それが元で動く歩道とエスカレーターを同じと見なしこの様な事に発展した。エスカレーターは動く歩道と違い引力による斜面での将棋倒しや地震や停電、挟まりなどでの急停車が原因での転落事故をおこし歩いた人や走った人が原因で止まって乗ってる人を引っ掛けて重大事故の危険が有ります。またカバンが腕にあたりバランスを崩し転倒した子供や年寄りが目立ちます。常識違いでケンカやトラブルも非常に多く見受けます。
この責任は誰に有るのでしょうか?このままでは必ず重大事故が発生すると思います。至急対策を
コメントありがとうございます。
責任…と言われると難しいですね。エスカレーターを設置していて、かつ注意喚起の足りなかった設置・管理者側の責任のようにも思えますが、基本的には利用者のモラルやマナーの問題に尽きるような気もします。包丁を売った人間が悪いのか、それを殺傷に使う人が悪いのか…というのと同じように考えれば、ですが。
今のところ(私の知る限りでは)、どこのエスカレーターでも大体今までどおり片側停止・片側歩行のままですね。長年の習慣というのは根強いようです。やはり今出来るのは、「事故が起こらないように、周りの人に気を配りながら利用しましょう」などと注意喚起することなのかな、と思います。




