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By J.K - 2007/12/14 01:07

元バイトの悪ノリで“ゴキブリラーメン”と日記サイト書き込み。被害にあったバーミヤンの店舗はカンカンだ 吉野家の「テラ豚丼」、ケンタッキー(KFC)「ゴキブリ揚げ」と、外食産業を狙い打ちにした“サイバーテロ”があったが、今度は、中華系ファミレス「バーミヤン」で「ゴキブリラーメン」騒動が勃発(ぼっぱつ)した。都内の私大2年の男子学生(20)が、日記サイトに「ゴキブリのだしが効いたスープでラーメンを出していた」などと書き込んだのだ。関連サイトは“大炎上”している。

 ここしばらく、こういう類のニュースが続いていますね。今度もやはり同じような「いたずら」のようです。

 インターネットの怖さや影響の大きさを一応にわかってきたつもりの私からみれば、もちろん多くの常識的な人からみても、彼らの浅はかさには辟易してしまいますし、どうしてそこまで愚かな「いたずら」が出来るのだろうとしか思えませんでした。

 なのでコメントをしたくても考えがまとまらず、ここ数日ただ呆れてばかりいましたが、少しずつ考えがまとまってきましたので、書き留めて置こうと思います。

○教わらなかったということ

 思うに、彼らがあんなことをしてしまうのは、「それをしてはだめだ」と誰にも教わらなかったからじゃないでしょうか。

 昔なら、子どもや若者が1~2人(多くとも十数人)の人に、事の大小に関わらず迷惑を掛けてしまえば、親や近くに居る誰か(先生や、通りすがりでも)がきちっとそれを叱りつけて反省させ、彼らがそれまでの行為を超えるような「いたずら」をしないように仕向けてきたと思います。

 それにより、今回一連のニュースになるような事とは違い、非常に小さな範囲で、個人的なやり取りの中だけで終了し、さして大きな問題にも発展せず、かつ「それをしてはだめだ」という重要な経験を積むことが出来ました。吉野家やKFC、バーミヤンの彼らのやっていることは、それと同じような、今は立派な大人になっているだろう人たちがやってきた同じことだと思うのです。

○やろうとしたことは同じ

 もちろん表面的には大問題ですが、それをする当人たちにとっては(それをしようという心の向き、発端は)、1人2人に迷惑を掛けて叱られて「もう二度と…」と言わされて大人になっていった人たち(今の大人たち)と同じなのではないか、と思うのです。

 わかりやすく言えば、「最近の若者は…」というような問題ではない、今も昔も人は変わっていないのではないか、と思うのです。観念的な話ですが、やろうとしたことは同じで、やってしまったことがただ違うだけ…なのだと思うのです。

○では何が違うのか

 一人の個人、まだ小さな個人が、あっという間に社会に晒されるようになったことが、今と昔の違いだと思います。有体に言えば、インターネットやケータイなどによる、時期の早すぎる、社会との接触…自由、そしてそれに伴う大きな責任だと思います。

 でもそれが彼らの行動の意味そのもの(きっかけ、根拠)を変えるわけではありません。彼らが持つ不安や不満を何かにぶつけるという行動そのものは同じです。違うのは結果だけです。

 今回のニュースのような若者も、ほんの小さな集団、コミュニティの中だけで「いたずら」の全てが完結していれば、迷惑を掛ける人も少なかったでしょうし、昔の人がそうして大人になっていったのと同じように、彼らもまた「それをしてはだめだ」という"良い"経験を積むことになったはずです。

○何がいけなかったのか

 ですから、彼らの「やろうとしたこと」自体は悪いことではないのではないか、と思うのです。もちろん結果だけ見れば最悪としか言いようがありません。

 ただ、社会は、彼らにあまりに大きな自由を、そしてそれに伴う大きすぎる責任を、与えすぎてしまったのではないか、と思うのです。彼らが「それをしてはだめだ」という経験を積んでいく前に、与えすぎてしまったのではないか、と思うのです。

 「可愛い子には旅をさせよ」と言いながら、最初から海外旅行をさせてしまったようなものです。

 現実的な言い方をすれば、ネットは社会と繋がりすぎています。それも子どもや若者にとって不必要なほど自由に、そして残酷にも責任を負わせる形で、です。

○若者の責任、大人の責任

 そして一番問題なのは、彼らの身近に居る人間が、いまだそのことに気づいていないことが多い、ということだと思うのです。

 昔ならせいぜい歩いて数キロ範囲の人間にしか迷惑を掛けられなかったでしょうし、また大人が子どもに負わせ、また教えなければならない責任もその範囲であればよかったでしょう。

 ですが今は違います。今回のニュースのように、迷惑を掛けられる自由の範囲も責任の範囲も、子どもや若者にはあまりに大きすぎる範囲となってしまっています。

 ネットを通じて社会に繋がっている、という自由の裏にある大きな責任について教える立場にいるはずの人たちが、そのことを認識していないのが一番の問題なのだと思うのです。

 夜中に大声を出せば近所の人に迷惑だ、というのはすぐに想像できますが、インターネットを通じて「大声」を出せばどれだけ多くの人に…というのは、大人にすら想像するのは難しいでしょう(意識していない、できない大人も少なくないでしょう)。

 それを子どもや若者にだけ理解することを押し付けて、いざ責任の範囲を超えるようなことを起こしたときにだけ出てきて怒鳴る…今は、そして今回のケースも、そういう状況なのではないかと思います。

○結局

 やはり上手く考えをまとめられませんでしたが…これだけははっきりしておきたいと思います。

 自分も含め(今回の記事は自戒です)、ただ「最近の若者は…」と怒り、理解せず、社会全体の問題を考えることなく、親や学校など小範囲の責任論にすり替えて解決していけるような問題ではない、と思うべきです。

Quot : http://netallica.yahoo.co.jp/news/19055

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